結婚式披露宴の余興の種類と盛り上げるためのポイント!

余興のイメージ

新郎新婦から余興を依頼された場合、どのような余興を行えばよいのでしょうか。
近年人気の余興や、定番で人気のある余興について、余興に関する100人アンケートの結果と共に盛り上げるためのポイントや注意点についても解説します。

余興は結婚式や披露宴を盛り上げる出し物

余興は友人だけで行ったり、友人と一緒に新郎新婦が行うことが多く、披露宴の空気をより明るく変えることができます。

余興の種類にはどんなものがある?

マイク

余興には色々な出し物がありますが、多くの人が楽しめて、一般人に依頼してもある程度のクオリティを期待できるものとなると、その種類はかなり限られてきます。しかし、変わったことをするのが大切なのではなく、あくまでも新郎新婦、ゲストに喜んでもらうことが第一です。
自分ができそうなもの、友人に依頼できそうなものを選んで、本番までに仕上げられるようにしましょう。

新郎・新婦が嬉しかった余興の種類は?

余興には合唱や楽器の演奏など様々なものがありますが、新郎・新婦から喜ばれたのはどのようなものだったのでしょう。

1位は「歌&ダンス」

結婚式の余興のアンケート

実際に結婚式で余興をしてもらったことのある男女100人に「嬉しかった余興の種類は?」という内容でアンケート調査を行ったところ、46人が「歌&ダンス」と回答しました。

「ノリの良いダンスで場を盛り上げてもらえました。」(32歳男性)
「同期が前日泊まり込みで練習して、歌を披露してくれました。」(42歳女性)
「会場を巻き込んで一体感を持って盛り上がりやすいから。」(29歳女性)

との回答からわかる通り、その場が盛り上がりやすいのも人気の理由の一つだと言えるでしょう。
しかし、近年ではスケジュールや楽曲の著作権の問題から実施が難しい場合も多く、減少しております。

2位は「ムービー」

2位は18人が嬉しかったと回答した、新郎新婦に動画でお祝いのメッセージを伝える「ムービー」です。

「思い出の写真を使って作ってくれたものは感動的だったから。」(38歳女性)
「地方にバラバラになった同級生たちのコメントがもらえて嬉しかったです。」(30歳女性)
「ムービーの最後に外出困難だった祖母からのビデオメッセージがあって、とても感動した。」(34歳男性)

などの声がありました。式に出席できなかった親族や友人からの気持ちを伝える役割も兼ねることができるムービーも、歌とダンスに負けず劣らず高い満足度を獲得しています。
中でも西野カナさんのトリセツに合わせて作る「新婦の取扱説明書」は今でも定番です。

結婚式・披露宴の余興におすすめの6選

結婚式・披露宴のおすすめ6つ

前節ではアンケート結果をお伝えしましたが、この章では最近人気の余興を6つをご紹介いたします。

1. サプライズムービー

映像による余興は定番です。人数を集められない、練習する時間が取れないという場合でも、映像なら比較的スムーズに作成できます。
なかでも、近年は新郎新婦に黙って行うようなもの、結婚式に参加できなかった友人、恩師など対策な人をめぐりメッセージを集めたサプライズムービーが人気です。

2. フラッシュモブ

街中で急に1人が踊りだし、その後周囲の人たちも踊りだす…といった映像を見たことがある方も多いでしょう。これはフラッシュモブといって、近年人気になっている余興の1つです。
友人たちが歌いだしたり踊りだしたり、スタッフに踊ってもらうというような演出もあるため、非常に盛り上がります。
最終的には真ん中に集まってダンスを披露するなど、統一感、盛り上がる演出を考えることがポイントです。

3. ダンスはその場で行っても映像でも盛り上がる

ダンスは余興のなかでも定番の出し物です。
会場で披露すれば一気に空気が盛り上がりますし、時間が取れない、スペースの関係で衣装に着替えることができないという場合は、録画して映像を流してもらうこともおすすめです。
楽曲は著作権の問題がございますので、事前に確認が必要です。

流行の曲①恋するフォーチュンクッキー/AKB48

社会現象にもなるほど大ブレイクした人気曲ですので、余興に参加していない方でも気軽に振りを真似できます。
振り付け自体も比較的簡単なので、なかなか練習の時間が取れない方にもおすすめです。可愛く、キュートな楽曲とダンス、衣装で、その場の空気を盛り上げましょう!

流行の曲②愛を叫べ/嵐

嵐の楽曲のなかには結婚式にぴったりの楽曲がたくさんあります。そのなかでも、ダンスに利用されることが多いのがこの「愛を叫べ」です。
アップテンポで可愛らしいポップな振り付けが人気で、男女問わず参加しやすいです。

流行の曲③マブダチ/氣志團

親友の結婚を祝福するという内容の歌詞は結婚式の余興にぴったりです。 キャッチーなメロディーと歌詞は、初めて聞く方でも思わずノリノリになってしまうこと間違い無し。
振り付けも簡単ながら統一感が出るようになっているので、こちらもなかなか練習に時間が取れない方におすすめです。氣志團のような衣装、サングラス、カツラを用意すれば、より会場の空気も盛り上がります!

4. サプライズプロポーズ

サプライズプロポーズ

プロポーズをきちんとされていない、もう1度プロポーズしてほしいという場合、会場で改めてプロポーズすること自体を余興にしてしまう新郎新婦もいます。
新郎新婦共通の友人のなかでまだ結婚していないカップルがいる場合は、この結婚式の場所を借りてプロポーズをする、という余興もおすすめです。
結婚式会場、披露宴会場がより一層暖かい空気に包まれて、出席者全員が幸せな気持ちになるでしょう。

5. 一発芸などのネタを披露する

人気の芸人の一発芸ネタを披露するのも人気の余興の1つです。
ブレイク中の芸人のネタを披露したり、おめでたい場所にぴったりの定番ネタを披露したりなどがおすすめです。
※内輪だけで盛り上がることのないように注意しましょう。

芸能人を呼ぶ

一発芸よりも盛り上げたいのなら、芸能人を呼ぶという方法もおすすめです。 人気のお笑い芸人を呼べばその場は一層盛り上がりますし、新郎新婦が好きなアーティストを呼べばサプライズとして非常に喜ばれます。
一般人の結婚式に芸能人を呼ぶには、まずはその芸能人が所属する事務所に連絡を取る必要があります。
日程、時間、ギャラの予算などについて相談し、打ち合わせをしていきましょう。 人気の芸能人はスケジュールが過密でギャラも高く、結婚式に呼ぶのが難しい場合もあります。中には300万円以上のギャラが必要な芸能人も。
しかし、売り出し中の芸能人であれば50万円以下で呼ぶこともできます。
新郎新婦を喜ばせたい、その場を盛り上げたいとお考えの方は、思い切って芸能人を呼んで余興を盛り上げてみてはいかがでしょうか。

6. 結婚ソングを熱唱・演奏する

結婚式、披露宴にぴったりの定番曲はたくさんあります。 そのなかから1曲を選ぶ、またはどうしても新郎新婦に贈りたい!という曲を選んで、熱唱・演奏するという余興もおすすめです。
音楽を普段からやっている方なら、演奏で新郎新婦を祝福すると喜ばれるでしょう。

余興を依頼されたら気を付けよう!注意すべき8つのポイント

余興を依頼されたら注意すべき8つのポイント

新郎新婦から余興を依頼されたら、何をしてもよいという訳ではありません。
どんな点に注意しなければならないのか、打ち合わせが必要な人や内容をしっかりと把握しておきましょう。

1. 時間を守る・式場と事前に打ち合わせをする

余興を依頼されたら、まず時間を必ず確認する必要があります。
結婚式や披露宴のスケジュールは分刻みです。余興だけでなく挨拶や新郎新婦のお色直し、再入場、料理を出すタイミングなどが正確に決められています。

また、結婚式会場、披露宴会場を予約できる時間も決まっています。余興の時間が長くなってしまうと、これらのタイミングがずれてしまい、新郎新婦だけでなく会場のスタッフにも迷惑をかけることになります。

長すぎる余興はゲストをかえって飽きさせますし、自分本位、身内ネタに走ってしまいがちなケースも多く、これではゲストに楽しんでもらうという本来の目的から逸れてしまいます。
余興を行う際は、楽しませるということだけでなく、余興本編の時間、準備、後片付けの時間も含めて余興に与えられた時間内に収まるように計算しなければなりません。

2. 参列ゲストの顔ぶれや年齢層を確認する

1人でも多くのゲストに余興を楽しんでもらうためには、ゲストの顔ぶれや年齢層をチェックしておく必要もあります。
年配の方が多かったり、仕事関係の人が多かったりする場合は、若者にしか分からない曲やネタを披露しても楽しんでもらえません。

また、人によっては品が無いと感じる余興もあるかもしれません。余興でそのようなイメージを持たれてしまうと、余興をした本人だけでなく新郎新婦にもそのようなイメージを抱かれてしまいます。

あくまでも主役は新郎新婦だということを忘れず、新郎新婦の周囲の人間関係も考慮して、余興の内容で失敗しないようにしましょう。

3. 内輪ネタは避けて皆が楽しめる余興を

余興でありがちなのが内輪ネタに走ってしまうという失敗です。余興は結婚式を盛り上げる出し物、演出の1つです。 スピーチなどでは新郎新婦との思い出を読み上げることもあるかもしれませんが、その程度に収めるだけでなく身内にしか分からない話で盛り上がったり、笑いを取ったりすることは避けましょう。

新郎、新婦のどちらか側のゲストがついていけない、親戚や上司には面白さが伝わらないというような内容は余興として正解とはいえません。
どうしても内輪ネタを入れたい、話の流れでそうなってしまうというような場合は、きちんと説明をして皆にわかってもらえるような内容にしてください。

4. 堂々と行うことが何よりも大切!

余興で何よりも大切なのは恥ずかしがらずに堂々と行う!ということです。 ダンス、ネタ、歌などは普段人に披露する機会が少なく、また余興を練習する時間もあまり取れず納得のいく完成度に至らなかったということもあるかもしれません。それでも、大切なのは完成度ではなく新郎新婦を祝福する気持ちです。
照れながら行ったり、もじもじしているようでは、見ている方が心配になったり、心から楽しむことができなくなってしまいます。
失敗しても堂々と行っていれば一生懸命な気持ちは伝わります。新郎新婦を祝福し、また会場の空気を盛り上げるためにも、自分が楽しむことも大切です。

5. 不明な点はすぐに新郎新婦に確認する

余興を依頼されたら、そのときにどれくらいの時間があるのか、どんなことをしてほしいのかなども一緒に聞いておきましょう。
映像を制作するならプロジェクターは用意されているのか、DVDで再生するのか、スマホから再生できるのかなど、確認しておかなければ当日映像が見られないという事態になってしまいます。
ダンスなどを披露するなら、十分にスペースを確保できるのか、メンバーが着替えられる部屋はあるのか、音楽はどのように再生するのかなどの確認が必要です。 その他、分からない点があればきちんと確認し、当日になって不備が発覚するということがないようにしておきましょう。

6. 余興のリーダーにはきちんと従う

余興を直接依頼された訳ではなく、余興に参加する側も、きちんとリーダー、まとめ役の意志に従わなければなりません。 メッセージビデオを作る際は早く提出しないと編集担当になった人が困ってしまいます。 また、ダンスの練習、一発芸の練習などもきちんと参加していないと、当日段取りが分からずに失敗してしまうかもしれません。
直接依頼されていないと「どうせ余興だし…」と思ったり、「忙しいから準備には参加できない」と言ったりしてしまう方も少なくありません。 余興を任された人も、忙しい中皆のスケジュールを調整して連絡をしてくれているということを忘れずに、積極的に参加するようにしましょう。

7.費用は誰が負担するのかを決める

余興の内容によっては、費用が発生する場合もあります。ダンスの衣装や映像制作のソフト、DVD、機材などに始まり、芸能人を呼ぶ場合は高額なギャラも必要です。 これらの費用は、誰が負担するのかをまず決めましょう。 新郎新婦が支払ってくれる場合は、きちんと明細書を残しておき、必要な金額だけ後から支払ってもらうかたちでOKです。
しかし、特に何も言われなかった場合は、余興を行う側の負担になります。大人数で余興を行う際には負担に差が出ないよう、きちんと全員で費用を出し合えるように計算しておきましょう。
また、かかった費用とは別に、新郎新婦から後日謝礼が支払われるケースもあります。余興を行った人の代表者に支払われた場合は、その後余興に参加してくれたメンバーに均一に分配することも忘れないようにしましょう。

8.余興の内容を新郎新婦やプランナーに報告

余興の内容は、新郎新婦と話し合ってある程度決めることができます。 新郎新婦側からこのような余興をしてほしい、と依頼されることもあるでしょう。しかし、最初に余興の内容を決めたからあとは勝手に進めて良い、という訳ではありません。 場合によっては結婚式や披露宴の雰囲気に合わないものになってしまったり、会場の都合的に無理な余興になってしまったりする可能性もあります。
新郎新婦には逐一余興の内容、決まったこと、変更点などを連絡して、その内容でOKかどうかを確認していきましょう。
また、結婚式のプランナーの方の連絡先も聞き、スケジュールや会場的に可能かどうか、もっとよくするにはどうすれば良いのかを聞いてみるのもおすすめです。

結婚式、披露宴の余興を成功させよう!

結婚式や披露宴を盛り上げてくれる余興について詳しくご紹介いたしました。 アンケート調査で人気があった歌とダンス、ムービーは年齢や性別に関係なくゲスト全員が楽しみながら新郎新婦を祝うことができる要素があり、納得の結果だったのではないでしょうか。中でもムービーは、式で流した後に映像作品の記念品としてプレゼントできます。
落ち込んだときや悲しいとき、夫婦で余興のムービーを観て思わず笑顔がこぼれる。そんな贈り物になれば良いですね。

盛り上がっている写真

結婚式(披露宴)の余興でよくある質問

結婚式に余興は絶対必要ですか?
結婚式の余興は絶対ではありません。プログラムの1つなので、時間の関係等で行わない場合もございます。
結婚式の余興の費用はどちらが支払いますか?
余興はお祝いの気持ちなので、基本的には参加者が支払いますが、お礼の気持ちとして新郎新婦側がお渡しする場合が多いです。


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